2012年5月31日木曜日

Winners Fund(ウィナーズファンド) で儲けましょう vol.64

19日、米国のメリーランド州ピムリコ競馬場で第137回プリークネスSが行われ、ケンタッキーダービー馬アイルハヴアナザーが見事2冠を達成し た。 好スタートから道中は4番手の外を追走。徐々に前との差を詰めると、直線はケンタッキーダービー2着馬ボーディマイスターとのマッチレース。逃げ込 みを図るライバルをゴール前でキッチリ首差とらえた。2冠制覇は08年ビッグブラウン以来4年ぶり。78年アファームド以来となる3冠馬誕生への期待が高 まっている。
 厩舎関係者の多くは「着差こそつけていないが、きっちり差し切っているのだから立派。好位から抜け出すレースぶりから距離延長にも対応できそうだし、近年の2冠馬のなかでも3冠の確率は高いと言えるだろう」と評価する。
 再三、3冠目のベルモントSで記録達成が阻まれてきた。その要因として、2400メートルという距離や、わずか2カ月間で3冠が行われ、しかも全 米を移動しなければならないため、コンディションの維持が難しい点が挙げられる。また、ベルモントSが行われるニューヨーク州は、他地区より薬物使用の制 限が厳しいことも影響していると言われている。
 それらを乗り越え米国競馬の歴史が塗り替えられるのか。決戦の6月9日に向け、全米が盛り上がりを見せている。