2012年8月21日火曜日

引退日が父の命日

数々の記録を打ち立てた名種牡馬サンデーサイレンス。 その産駒で唯一の現役馬アクシオンが、最後の戦いに臨んだ。 くしくもこの日は父の10度目の命日。 運命的な巡り合わせのなかで行われたレースは13着に敗れた。 「もっと前につけてやる気を出させながら競馬したかったけど…。 ゴチャついてしまった」と柴山は振り返る。二ノ宮師はレース後、引退を発表。 「来週の火曜日に札幌競馬場の乗馬苑へ行きます。夏場が弱い馬だから、北海道は合っている。 屈腱炎を乗り越えてみんなに勇気を与えたね」としみじみ語った。 これでJRA所属のSS産駒はいなくなった。通算勝利2749勝は、 2位ノーザンテーストの1757勝を大きく引き離す断トツの種牡馬1位。 ディープインパクトを筆頭に、優秀な後継者を数多く送り出した大種牡馬は、 日本の競馬界に大きな功績を残した。